格安のシアリスは偽造品の可能性

シアリスは、ED治療薬として世界的に普及している製品で、もちろん日本国内でも厚生労働省からの承認を受けて、医薬品として出回っています。ただし、国内では「処方箋医薬品」という法律上の扱いですので、しかるべきクリニックを受診して、専門医からの処方を受けてからでないと、シアリスを手に入れることは通常は困難です。
この規制の例外として、海外から個人輸入でシアリスを購入することは認められています。これも法律上の規制のために、1回につき1か月分にあたる量までを、かならず購入した人自身が使い、他人にあげたりしないということが条件となります。
こうしたシアリスの個人輸入について、現在ではインターネット上で専用サイトをもっている業者が数多く出てきており、国内で普通に処方されるよりも安い価格で購入することができるため、かなりの人気となっています。
ただし、あまりにも度を超えた格安のシアリスは、偽造品である可能性もあるため、こうした個人輸入サイトを利用する際には、業者の信頼性などを充分に見極めなければなりません。
ED治療薬を日本で製造・販売している業者が集まり、ネット経由で流通しているED治療薬の現物を確かめてみたところ、実に184サンプル中の102サンプル、すなわち半数以上が偽造品であることがわかったという調査結果も公表されています。
また、中国で摘発された偽造シアリス工場は、きわめて不衛生な環境にあり、品質管理などはまったく行われていなかったことが明らかになっています。
正規品と偽造品の区別は、成分を分析せずに外見から判断しようとしてもなかなか難しく、格安というだけで飛びつき買いをすることは、かえって健康被害の可能性もあるために問題が大きいといえます。